急な通り雨と強い日差しが同じ日に訪れることが増えてきました。雨具バッグの中に日傘と雨傘を2本入れておくのは荷物にもなりますし、うっかり忘れてしまうこともあります。そこで注目したいのが、1本で紫外線対策と雨対策の両方をこなせる晴雨兼用傘です。この記事では、レインウェアや雨具に詳しい読者に向けて、晴雨兼用傘の仕組みや選び方、お手入れのコツ、おすすめアイテムまでまとめて紹介します。
この記事でわかること
- 晴雨兼用傘と普通の日傘・雨傘の違い
- 失敗しない選び方のチェックポイント(遮光率・撥水・耐水圧・重さ)
- 雨具と組み合わせやすいおすすめの晴雨兼用傘7選
- 長く使うためのお手入れと保管の注意点
晴雨兼用傘とは?普通の傘との違い
晴雨兼用傘は、その名の通り日傘としても雨傘としても使える傘のことです。生地にUVカット加工と撥水・防水加工の両方が施されているのが特徴で、コットンやリネンなどの天然素材に加工を施したタイプから、高機能な化学繊維を使ったタイプまでさまざまな種類が展開されています。
一般的な日傘は紫外線対策に特化しているため、雨に濡れることを想定した防水設計にはなっていないことが多く、雨の日に使うと生地が傷んだり、シミの原因になったりすることがあります。逆に雨傘は防水性を重視して作られているため、UVカット機能がないか、あっても控えめなことが一般的です。晴雨兼用傘はこの両方の弱点を補い合う形で設計されているため、天気が変わりやすい季節に1本持っておくと非常に心強いアイテムといえます。
ポイント:「日傘」として販売されている商品でも、パッケージや商品情報に「晴雨兼用」「雨天使用可」の記載があるかどうかを必ず確認しましょう。記載がない日傘を雨の日に使うのは避けるのが無難です。
失敗しない晴雨兼用傘の選び方
晴雨兼用傘選びで確認しておきたいポイントは主に4つあります。それぞれの意味を理解しておくと、店頭やオンラインショップで商品を比較するときに迷いにくくなります。
遮光率・UVカット率
遮光率は直射日光をどれだけ遮るかを示す数値で、99.00%以上を「遮光」、99.99%以上を「遮光1級」と呼ぶのが一般的な目安です。数値が高いほどまぶしさを感じにくくなります。あわせて紫外線防止指数のUPF(紫外線防止係数)も確認しておくと安心です。UPF50+と表示されているものは、紫外線防止効果が高いクラスとして知られています。
撥水性能・耐水圧
撥水性能は「撥水試験等級」で表され、等級5級以上のものは高い撥水力を持つとされています。また耐水圧(mmH2O)の数値が高いほど、強い雨でも水が染み込みにくいとされています。晴雨兼用傘は日傘ベースの生地を使うことも多く、専用の雨傘と比べると耐水性がやや控えめな製品もあるため、この数値は比較の際にチェックしておきたいところです。
重さとサイズ
持ち歩く頻度が高いアイテムだからこそ、重さは意外と重要です。折りたたみタイプであれば200g前後の軽量モデルも多く、バッグの中でかさばりにくいコンパクトサイズも人気があります。長傘タイプは骨の本数が多く安定感がある一方で、持ち運びには折りたたみタイプの方が向いています。
開閉方式
片手がふさがっていることが多い通勤・通学シーンでは、ワンタッチで開閉できる自動開閉タイプが重宝されます。折りたたみ傘は開閉に少し手間がかかりますが、その分コンパクトに収納できるという利点があります。
| チェック項目 | 目安の数値 | 選び方のヒント |
|---|---|---|
| 遮光率 | 99.99%以上(遮光1級) | まぶしさが気になる人はここを重視 |
| UPF | UPF50+ | 紫外線対策を優先したい人向け |
| 撥水試験等級 | 5級以上 | 水切れの良さを重視したい人向け |
| 耐水圧 | 10,000mmH2O前後〜 | 土砂降りでも使いたい人向け |
注意点:晴雨兼用傘は日傘寄りの設計とレインウェア寄りの設計とで防水力に差があります。土砂降りの予報が出ている日は、レインコートやレインブーツなど専用の雨具と組み合わせて使うと安心です。
おすすめの晴雨兼用傘7選
ここからは、遮光性・撥水性・持ち運びやすさのバランスが良いと評価されている晴雨兼用傘を紹介します。用途に合わせて選んでみてください。
Wpc. IZA Type:COMPACT
手のひらサイズまで折りたためるコンパクトさが特徴の晴雨兼用折りたたみ傘です。遮光率・UVカット率はともに高水準で、バッグの隙間にすっと収まるサイズ感から、普段使いの1本目として選ばれることが多いモデルです。急な雨にもさっと取り出しやすく、通勤・通学バッグに常備しておきたいアイテムとして評価されています。
モンベル サンブロックアンブレラ 55
アウトドアブランドらしい機能性の高さが魅力の晴雨兼用折りたたみ傘です。傘の表面にはシルバーコーティングが施されており、日差しの照り返しを抑える工夫がされています。紫外線遮へい率も高く、アウトドアシーンやレジャーでの使用にも向いていると評価されています。
モンベル トラベル 2-Way アンブレラ 50
UVカット機能に加えて、持ち運びやすさと使い勝手が考えられたトラベル向けモデルです。旅行や出張など、荷物を増やしたくないシーンでも活躍しやすく、晴れの日も雨の日も1本でカバーできる汎用性の高さが支持されています。
完全遮光生地使用の自動開閉晴雨兼用傘
高機能な特殊生地を使用したタイプで、遮光率・UVカット率はともに高水準を実現し、遮熱性能も高いとされています。ワンタッチの自動開閉機能付きで、片手に荷物を持っているときでもスムーズに開閉できるのが魅力です。耐水圧にも優れており、突然の天候変化にも対応しやすいモデルです。
耐水圧27,000mm超え 超撥水コーティング晴雨兼用折りたたみ傘
晴雨兼用傘の中でも特に高い耐水圧を備えたモデルです。ラミネート加工による高い耐久性が特徴で、突然の強い雨にもしっかり対応できると評価されています。日常使いはもちろん、天気が崩れやすい季節の旅行用としても選ばれています。
軽量200g台 シルバーコーティング晴雨兼用折りたたみ傘
200g前後という軽さを実現した折りたたみタイプです。長時間持ち歩いても腕が疲れにくく、UVカット性能も十分に備えています。シルバーコーティングにより日差しを反射させる工夫がされているため、真夏の炎天下でも使いやすいと評価されています。
UPF50+ 遮光100% 長傘タイプ晴雨兼用ジャンプ傘
安定感のある長傘タイプで、骨の本数が多くしっかりとした作りが特徴です。ワンタッチのジャンプ式開閉に対応しており、遮光率・UVカット率ともに高水準。風の強い日でも比較的扱いやすく、オフィス街での通勤用や、レインシューズと合わせたきちんとしたスタイルにも馴染みやすい1本です。
選び方のコツ:普段の持ち歩き用には軽量な折りたたみタイプ、通勤や旅行など天候が読みにくいシーンには耐水圧の高いモデルを選ぶと、シーンに合わせて快適に使い分けられます。
レインウェアや雨具と組み合わせて使うコツ
晴雨兼用傘は単体でも便利ですが、レインコートやレインブーツなど他の雨具と組み合わせることで、より快適に雨の日・晴れの日を過ごせます。例えば、突然の強い雨には撥水加工のレインコートを併用すると、傘だけではカバーしきれない足元や横からの雨풍対策になります。自転車移動が多い人は、晴雨兼用傘に加えて携帯できるポンチョタイプのレインウェアをバッグに入れておくと、両手がふさがるシーンでも安心です。
色選びのヒント:白や薄い色の生地は光を反射しやすく、遮熱の面でメリットがあるとされています。一方で紺や黒などの濃色は、生地の裏面に遮光コーティングを施すことで高い遮光率を実現している製品も多く見られます。レインウェアの色と合わせてコーディネートを楽しむのもおすすめです。
晴雨兼用傘を長く使うためのお手入れと保管のコツ
晴雨兼用傘は日傘と雨傘の両方の役割をこなす分、お手入れを丁寧に行うことで長持ちしやすくなります。ちょっとしたコツを押さえておきましょう。
濡れたらしっかり乾かす
雨に濡れたまま放置すると、カビやニオイ、金属パーツのサビの原因になります。使用後はできるだけ早く日陰で自然乾燥させるのが基本です。
水滴の落とし方に注意する
傘を強く振り回して水滴を落とすのは避けましょう。縫製がほつれたり、骨が歪んだりする原因になります。軽く上下に振る程度にとどめ、あとはタオルなどで軽く水気を拭き取るのがおすすめです。
濡れた生地は手でこすらない
濡れた状態で生地を強くこすると、撥水性能が落ちてしまうことがあります。傘をまとめるときは、ネームバンドを使ってやさしく留めるようにしましょう。
季節の終わりの保管方法:シーズンオフでしばらく使わない場合は、汚れを落としてしっかり乾燥させたあと、湿気の少ない場所で保管しましょう。傘立てに濡れたまま長時間立てかけておくのは避けるのが安心です。
晴雨兼用傘を選ぶときに気をつけたいポイント
便利な晴雨兼用傘ですが、選ぶときにいくつか意識しておきたい点があります。まず、晴雨兼用傘は日傘としての機能を重視した設計のものが多く、専用の雨傘と比べると耐水圧がやや控えめな製品もあります。土砂降りが予想される日は、耐水圧の数値をしっかり確認したモデルを選ぶか、レインコートなど他の雨具と併用するのがおすすめです。
また、強風時の使用にも注意が必要です。骨組みがしっかりしたモデルを選ぶ、風が強い日は無理に差さないといった工夫をすることで、傘自体を長持ちさせることにもつながります。
覚えておきたいこと:晴雨兼用傘は「1本で二役」という手軽さが魅力ですが、状況に応じて専用の雨具と使い分けることで、より快適に雨の日・晴れの日を過ごせます。
まとめ
晴雨兼用傘は、遮光率・UVカット率と撥水性・耐水圧のバランスを確認しながら選ぶことで、紫外線対策と雨対策を1本でこなせる心強いアイテムです。普段使いには軽量な折りたたみタイプ、天候が読みにくい日には耐水圧の高いモデルというように、シーンに合わせて選ぶとより使いやすくなります。またお手入れの面では、濡れたらしっかり乾かす、強くこすらないといった基本を押さえることで、長く愛用できます。レインコートやレインブーツなど他の雨具と組み合わせながら、季節の変わりやすい天候を快適に乗り切りましょう。
雨も日差しも1本で 晴雨兼用傘の選び方とおすすめ7選をまとめました
晴雨兼用傘は、日傘と雨傘それぞれの良さを1本にまとめた便利なアイテムです。遮光率・UVカット率・撥水試験等級・耐水圧という4つのポイントを押さえて選べば、天気が変わりやすい日でも安心して持ち歩けます。ご紹介した7つのモデルを参考に、自分のライフスタイルに合った1本を見つけてみてください。













